経営者から学ぶ出来るけどやらないということ
昨年から、エグゼクティブコーチもやらせていただいていますが、社長さんとお話することでビジネスにおいて勉強になることがとても多いです。
私自身、20代の頃は商社やメーカーの営業をしていましたが、当時成績を上げることで出世しましたが、上手く行かなかったという経験があります。
その最中にいるときにはわかりませんでしたが、いいプレーヤーがいいマネージャ、管理者になるかといったらそうではないんですよね。
私自身は、「目先の事だけを考え、即実行し結果を出す」「結果だせばOK」という、プレーヤーとしては優秀だったと思いますが、管理者としては本当に残念な管理者でした。未熟すぎて苦しみました。プレーヤーのままのマインドで管理者になることは危険であると学びました。
それは、よいプレーヤーであるほど、気を付けないと誰もついてこなくなるということです。学んだことは、プレーヤーと管理者と経営者のマインドというのは全く違うマインドが違う必要があるということでした。これについては長くなりますので、今度また記事にしたいなと思います。
今日は、忘れないうちに残しておきたいことがありこちらのブログを開きました。経営者というのは、「有限である時間」を本当になによりも大切にしているなと感じます。
時間を大切にしているからこそ、不要なことを「捨てる」ことが上手であるなと感じます。必要のないことに労力を使わないということです。
たとえば、数百円、数千円、数万円を安くするために時間を割かないということです。特別、相場観から外れていなければOKということ。更には、わずかな数字をケチることは、相手にどのような印象をその後与え続けてしまうのかもわかっています。いつも目先ではなく、ずっと先を見据えて動いています。
また、自分が出来ることでも、他の人にも出来ることは他の人に任せて、自分は経営者として本当に必要なことをするということです。
経営者として、どんな在り方で、従業員にどんな未来を魅せていくのか、経営理念、ビジョンを顧客や従業員にどのように伝えていくのか、どのような世界観を作っていくのか、どうしたら従業員にやる気になって楽しく働いてもらえるのか、それによって指示待ち人間ではない能動的な人を育て、自分緒時間をいかに作るための仕組化がつくれるのか、そのようなことは経営者以外に考えられないからですね。(7つの習慣の緊急じゃないけど重要な事)
私も個人事業主として3年が経ちましたが、最近しみじみと思うことがあります。個人事業主として、新たに仕事をしたいけど自信がない、なかなかマネタイズできないという方が相談に来られたりしますが、これはお金のメンタルブロックが大きく作用していることも多いと感じます。
それは、どうゆうことかといいますと、今まで、安価や無料というものばかりに飛びついてきた人、お金を払うことに躊躇したり、罪悪感のある人は、なかなかマネタイズ出来ないということです。
お金のメンタルブロックが強すぎるのです。安価や無料というのは確かに魅力的な響きではあります。しかし、分かる人にはわかると思いますが、自分がビジネスをやるとなると、そのマインドに苦労しマネタイズできないのです。
その理由は、払えない人は、結局受け取れないということです。
お金というのは、本来幸せになるために必要な物との交換なわけですが、お金を出すことが出来ない人というのは、お金と交換するもの価値を実感していなかったり、安いものこそが最強であるという信念を持っている為、自分が提供する物の価格や自分の時間の価値も低く思っています。その為、無意識下で、価値のないものには払えないし、払ってもらうのも申し訳ないと思ってしまいます。
ビジネスというのは、価値提供によってその対価をいただくわけで、価値があると思えなければ、お金をいただくことはまるで詐欺のように思ってしまうわけです。
有形な物も、無形なものも、そこには誰かが携わっていて、色々考えたり作ったりしているわけです。そこに例えば仲介業者がいたりして、その方たちもしっかりと顧客の幸せのために働いているわけですから、もちろんそこに対価を支払う必要があるわけです。
それを、自分がいかにお金をださないかばかりを考えてきた人というのは、結局人にも払えない代わりに、自分も受け取れないというそうゆう心のしくみになっているわけです。
ビジネスでお金を受け取れないという人は、自分が払った同じ分だけ、ありがたく受け取れるようにもなっていきます。メンタルブロックを解除していくところがスタートになります。