親を許すということ

 

親を許せない!けど本当は許せたらどんなに楽になるだろうかと思っている方も多いかと思います。私も経験がありますが、ご想像のとおり、許せると本当に楽になると思います。

「お母さん大好き!」「 お父さん大好き!」とまではいかないかもしれませんが、完全に許すことは出来ると思っています。

あなたに映っている社会というのは、家族を大きくしたものが映しだされています。そのため、人間関係が上手く行っている人の家族というのはたいてい仲が良い、仲が良いというまでもなくとも、不和がない形になっています。

会社の上司に気を使って使って疲れ果てている方は、小さいころからお父さんのご機嫌を伺い、気を使って使ってきたことでしょう。

女の人との付き合いが苦手、という女性は、お母さんとのこともきっと好きではない、もしくは不和であることでしょう。

そうのように、家族との軋轢(あつれき)というのは、社会生活においても軋轢を生みだしてしまうということなのです。

心の病の多くも、風通しの良く仲の良い家族にはなかなかないように、その多くは、両親やきょうだいとの間に不和がある人が、世代連鎖という形で受け継がれてしまいます。

なぜなら、生まれてから社会にでていくくらいまでの間に、生き方というのは親から学んでいくからです。

子どもは、「ああしなさい」「こうしなさい」と親の言った通りには育ちません。親を見て、親のやった通りに育っていきます。そして、特に子育てをしていくと良くわかると思うのですが、子どもを持って子育てしていく中で、結局自分の親と同じ様にしてしまうということは多くあります。自分に自己嫌悪や自己批判をしてしまうこともあるのではないでしょうか。

「絶対に同じ思いをさせたくない!」という方は、その強い思いをうまく使い、その連鎖を断ち切ることができると私は思っています。

親のような子育ては絶対にしたくないと、反面教師にというのも良いのですが、それはそれで、偏りや歪みが違う形で出てしまう場合もあります。

この一番いい方法は、やはりプロの力を借りることであると私は思っています。

この先、何年、下手したら何十年と生きづらさを抱えながら生きていくのは、一度きりの人生をそのように生きるのは、もったいないと私は考えているからです。

もしかすると、お友達や知人の力ではダメ?と思った方はいらっしゃいますか?

プロである方がいい理由は、おそらくたいていは、そんなあなたの全てを丸ごとを受け入れ、ジャストなタイミングでフォローしするのは、なかなか難しいのではないかなぁと感じます。

もし、いたとしたらよほど達観されている方でしょう。送り手、受け手の両方の問題解決への意識が同じであり、二人三脚が出来る間柄であるのだと思います。

そして、「一人で頑張る」という思考、行動こそが、元凶だからです。その元凶を断ち切る第一歩を踏み出せれば、もう許せる方向に向かっていっていると言えるのではないかと思っています。

そして、それが出来るようになると、あなたのお子様も「一人で頑張りすぎない子、抱えすぎない子」「辛い時には素直に人に頼れる子」「自分も人も信頼できる子」になっていくことでしょう。

きっと、この世は、人と人が協力して生きていくと楽であり、楽しいことでもあるということを学ぶことでしょう。(注:「依存」とはまた違いますので、注意が必要です)

様々なプロがいます。私もこのようなことを書いているくらいですから、もちろんこういったことに対応できますが、こういったことは相性があるので、相性の良いと思われる方をお選びくださるとGOODだと思います。

こういったことの相性というのは、自分の「あんなこともこんなことも、この人になら話せるな」って思える人ですね。

こころの平安が保てない方、イライラ感や絶望感を持っている方、一人で何年も何十年も「人生がうまくいかない」を抱え込まず、今までうまくいかなかった方法(生き方)を捨て、違うやり方を試されて、いい人生にシフトチェンジしてみるのはいかがでしょうか。

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